小説の茨城  茨城をテーマまたは舞台にした小説集です。小説
 の舞台は、霊峰筑波、徳川光圀公の本拠であった
 水戸、東国の武神を祭った大社を持つ鹿嶋など。
 『 建 築 に つ い て 』   荒 井  一 美
 
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−昔、建築といえばローマのコロシアムとかといった神殿をつくって神様にささげたじゃないですか。日本でも神社をりっぱにつくって力をいれてやっていましたが民家は掘立小屋でした。昔から比べると今はどういう思想になっているんでしょうかね。そういうものは残そうとしているんでしょうかね。それともそうじゃなくて民家のレベルを上げようということなんでしょうかね。

 それは一元的じゃなくて、神社などは別物。それそそうと保存したり、檀家さんにお金を出してもらったりして立派なお寺を作ったりしています。建築というものは、神社などが最初にあって、そこから発展してきたんだと思います。今は住宅の大きなサイクルは四百年サイクルなんです。竪穴式から神社風になった、それからまた、数寄屋造りになって、文化住宅のようなものになりました。今はそのサイクルの範疇に入っているんです。住宅もどういう風に変わっていくかわかりませんが。

−東日本大侵害で、建物は丘の上に鉄筋コンクリートで作れと言われていますが。

 丘の上なら鉄筋コンクリートでも構わないと思いますがね。ただ、鉄筋コンクリートが体にいいのか、ということもありますがね。それと先のことに戻ると、お金がかかって歴史的建造物、残せないっていうこともあると思います。
 当然皆が自宅を持つということはコストがかかりますから。

−住宅は多様化していますか。

 今住宅はすごく多様化していますから、仕上げ材もいろいろ、デザインも多様化しています。

−あと材料も変化すると住宅を建てるのは難しくなりますか。製鉄所ででる副産物のスラグを微粉末にして高炉セメントにする、それで鉄筋コンクリートをつくる、あるいはビルの破片で再生コンクリートをつくるなどということもあると思うのですが。安ければ材料も変わりますか。

 変わります。鉄骨がなければ足場を高くするなどできないでしょうから。ざいりょうというか建在そのものですよ。ちょうど今は四百年に当たるんです。思いもつかない建材が現れるでしょう。「こんなもので家つくれるの」という材料も出てくるでしょう。
 実際の建築家は雨が降らないので、筒型の住宅を作っています。雨が降らないからいいらしいのです。
ただ安くはならないみたいですけど。ガラスの建物もあります。昔は2by4つまり2インチと4インチの材料をくみあわせてつくることです。木造ですが。

−建築家というのは、る意味では芸術家ですよね。

 それはどこで別れるということですが、見た人が芸術だというかもしれないし、そうでもない、という人もいるだろうし画一的ではないと思います。芸術という人もいるだろうしそうでない人もいます。

−京都へ行くと加納派のふすま風絵が飾ってあるんです。入れ物がないとダメになってしまうので、やはり神社は空間的に芸術だと思います。

確かにそれはあるでしょうね。重要文化財になっているのもあるしね。

−凱旋門とか自由の女神とか、神様に捧げものもありますが、日本にはありませんか。

 それはあるでしょうね。祠とか鳥井とか。あるいはお地蔵様とか。大事になっているでしょうね。

−お地蔵さまですか。

 伊勢神宮もら二十年で、建て替えられるでしょう。外宮そうでうね。

−デッサンがうまくないと一流の建築家とは言えないんですか。

 それは一概には言えないんじゃないですか。デッサンがうまくて一流の人がいたり、逆の人もいますし。デッサンはパソコンで作れますから。てで描いたほうが自由度はありますがね。
 
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