小説の茨城  茨城をテーマまたは舞台にした小説集です。小説
 の舞台は、霊峰筑波、徳川光圀公の本拠であった
 水戸、東国の武神を祭った大社を持つ鹿嶋など。
『 看護に関する私の考え方 -1- 』 多 田  悦 子
 
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−母上のときは何人いたんですか、ヘルパーさんは。
訪問看護ですね。十人ぐらい。今とあまり変わりません。
−お客さんはどうして見つけたんですか。
ケアマネージャーさんのご紹介です。あとはヘルパーが家々にパンフレットを配ったり。
−苦労してますね。
おもに介護保険のサービスをやっています。障害者へのサービスは市の社会福祉事務所の紹介などあります。
−お客さんはどうして見つけたんですか。
市に介護事業をやっている会社の一覧表がありまして、でもお客さんの自己選択になっていて、「ここが近くていい」「ここが評判いい」、などとお客さんが判断します。市は「ここがいいですよ」と基本的に言ってはいけないことになっています。訪問介護事業所として県にも登録しています。必要な人員とか設備とかを。
−ケアマネージャーというのはどういう人ですか。
ケアマネージャーというのは国家資格です。医療や介護の資格を持っている人で、五年以上の実務経験をもった人が取得できます。もちろん試験がありますよ。家族の生活の都合をお伺いして、自立した生活が送れるように介護保険の旨趣にそってサービスを調整していく人のことです。
−お客さんを集めるのにはやはりインターネットがおおきいですか。
「どこの事業所にしようか」、というのをきめる判断材料になっています。
−ディサービスを始められましたね。歯医者さんの病院を改造して、土地は借りているって聞きましたが、資金が必要だったでしょう。
母は亡くなりましたが、会社にかけていた保険がありましたのでそれを流用しています。資金は借りていません。
−ホームページを作ったり、年寄りをどう楽しませるとか、そのノウハウはどこから仕入れました。
コンサルタントの会社がありましてそこに頼んでいます。継続してはコンサルティングはうけていませんが、会社運営のノウハウは提供してもらっています。
−お年寄りの送迎は。
送迎費用は頂かないことになっています。ほかの事業所ではタクシー会社などに依託しているところもありますがウチでは外部委託していません。コストがかかるから。介護タクシーの会社はウチでやつていますから運転手はいます。
−個人タクシーは茨城では認められていませんがね。
ふつうのタクシー会社の認定は受けています。
−そうするとタクシー会社でもあるわけですね。でもそこまでやるのはプレッシャーがなかったんですか。大変だったんじゃないですか。
それはないです。介護にかかわることがやりたいので、プレッシャーとかストレスはないんです。これからも失敗はあると思いますが、多少の正義感はあります。利用者さんや家族の声をきくとやっていて良かったって思うからなんです。
−プレッシャーはない。
プレッシャーがないと成長しないと思いますし、スタッフに支えられていますから。
−スタッフは何人ぐらいですか。
五十人ぐらいです。稼働率は八十から九十パーセントですかね。
−事務は。
ヘルパーで事務の経験があるものにやってもらっています。経理は会計士さんを頼んでいます。母のときからずっとお願いしています。
−利益はどこから出るんですか。
本人の一割負担です。あとは国と県から出ます。利益は三パーセントぐらいで微々たるもんですよ。
−今後の計画は。
適合高齢者賃貸住宅です。高齢者で介護保険を使っている方で、介護を受けながらお住まいいただくというものです。
−それは資金がかかるでしょう。
今までの実績と信頼性などから借りられました。コンサルティングの会社にも手伝ってもらって。保障会社の協力も得られたかになんです。
−担保も必要でしょう。
そうですね。何とかやりくりしています。
  
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